この夏を、全力で走り抜ける — 初年度下期のスタートです

7月になりました。each tone創業から半年が経過。今月より、初年度下期がスタートします。

思えば、厳寒の最中に事業プランを練り、神田明神に祈願し、会社設立に奔走した1月が、ずいぶん遠い昔に思えます。ずっと密度の濃い時間を過ごしてきたため、この半年が3年くらいに感じられます。新しく出会った方々の数は、3桁に達し、多くの知恵とアイデアに支えられながら、あの時、紙の上に描いた世界が、いま、「víz PRiZMA」(ヴィーズ プリズマ)というブランドになって、現実に姿をあらわし始めました。

「こんなことをやりたい」という着想は、当初よりありました。メンバーそれぞれ、似たような想いを抱いていたはずです。しかし、この“ぼんやりした着想”を、共通認識を伴う「言葉」に落としこむには、実に膨大な時間とエネルギーが必要でした。ネーミングひとつ、ロゴひとつに、深い議論が重ねられ、言葉に意味が、意味に言葉が、重ねられていきました。

アイデアをかたちにする第一歩、言葉へのdeep dive。このアート冥利に尽きる創作の毎日に、私たちは深く埋没しました。RYOZAN PARK巣鴨にこもりながら、意識だけは、「虹彩(アイリス)」を虹の神様だと位置づけたギリシア時代へいったり、「víz PRiZMA」の名前の由来であるハンガリーへ行ったり、虹彩認証の歴史を紐解いたり、日本各地のテクノロジーベンチャーさんとお話しさせていただきながら、季節は過ぎていきました。

言葉になったアイデアを、ビジュアルに変換したり、サービスに創りこんだり、そしてシステムに紐づけたり。自分たちだけではできないことを、様々な領域の専門家が助けてくださいました。新しいサービスをいろいろな角度から深く理解し、期待を寄せてお力添えくださったプロフェッショナルの方々。心から、ご一緒できて良かったと思います。

目の前に積もった「今日やる」作業の山を片付けつつ、減っていく手元資金の残高を横目で眺めつつ、サービスの創りこみをしつつ、中長期への道筋をつけつつ…。やるしかない毎日の中で、メンバーの才能の引き出しが次々と開き、ひとは、これまでやったことのないことでも、やり出すと結構できるのだなあと、人の適応力と才能の奥深さを垣間見たりもしました。

先月からは説明会が始まり、お客さまとお話しする機会が増えました。ずっと企画を練ってきた私たちには、無意識のうちに慣れて当たり前になってしまった概念が、はじめての方には、不思議だったり、わかりにくかったり。そもそもの発想自体に、疑問を呈してくださる方もいらっしゃいました。その一方で、私たち以上にこの世界観に入り込み、私たちが考えも及ばなかったようなインスピレーションを与えてくださる、スーパーファンのような方々も現れました。

まだ生まれたばかりのサービスですが、たくさんのお客さま方のアイデアを採り入れ、その声に刺激をいただきながら、一歩一歩、さらに良いものを目指していきたいと思います。

梅雨があければ、夏が始まります。「víz PRiZMA そして、いのちは“光”になる」、víz (ハンガリー語:水)にちなんで、みずみずしい感性をもちながら、七色に輝くPRiZMA(ハンガリー語:プリズム)の光をもって、社会の課題のかたわらに、あり続けたい。

もっと多くの、さらにたくさんの方々に出会い、プリズムの光をお届けするために、私たちはこの夏を、全力で走り抜けたいと思います。

エンディング産業展レポート 「víz PRiZMA」オンライン説明会 ご参加者より

6/9(水)〜11(金)に東京ビックサイトで開催されたエンディング産業展に、弊社の1stプロジェクト「víz PRiZMA」を出展。その様子を先々週、弊社下邨から別投稿にてご報告させていただきました。

「víz PRiZMA」は会員制のサービスで、現在ご興味を持っていただいた方々に向けてオンライン説明会を設け、サービスのご紹介、Q&Aを実施しています。その初回にお越しいただいたご参加者のお一人が、エンディング産業展の「víz PRiZMA」のブースにも立ち寄ってくださり、その後オフィスにも遊びに来てくださいました。そしてこの度、ご本人のブログで“エンディング産業展「víz PRiZMA」”についてレポートしてくださいましたので、ご紹介させていただきます。

私たちのサービス・想い・世界観をこのように捉えて形にしていただき、勉強になると共に、とても嬉しく思います。ぜひ、ご覧ください。

【エンディング産業展③】生きた証をアートで遺す、バーチャル墓「víz PRiZMA」

おはかんり」 サイト

víz PRiZMA ~「瞳」(虹彩)から拡がる世界観

each toneの1stプロジェクト、「víz PRiZMA」(ヴィーズ プリズマ)がスタートしました。
本日はこの世界観を、改めてご紹介したいと思います。柿田京子がお送りします。

「víz PRiZMA」は、便宜上「バーチャル墓地」と紹介されていますが、単なる墓地ではありません。インターネット上にあり、スマホやPCでアクセスできる便利で経済的な墓地であることはもちろんですが、それをはるかに超えた奥深さを伴う、「生きる」にフォーカスしたサービスなのです。

ひとは、自分がやがて死を迎えることを実感できない生き物で、あたかも永遠の時間を生きるかのように、無意識に日々を過ごします。死なない前提に立ち、ついつい、くだらない争いごとや、しなくてもよい雑事に、時間を費やしたりしがちです。しかし、どのような命も最期を迎えます。これは残念ながら、明白な事実です。ともすると、平均寿命などを横目に人生を語りがちですが、実際のところ、ひとは皆「いつ死ぬかわからない命」を生きています。

「víz PRiZMA」は、終わりを見据えることで、自身の限りあるいのちを意識するところから始まります。入会後、最初に体験するワークショップでは、限りある時間を“より良く生きる”ことに真剣に向き合い、想いをこめて、アーティストと一緒に作品を創ります。作品は、自身の誓いの象徴として、“生きる”を支える糧に。そしてやがて、精一杯生きた証としてバーチャル空間に展示され、未来へ手渡されていきます。

víz PRiZMAは、「瞳」(虹彩)から拡がる世界観でできています。

ひとは、瞳で世界をとらえ、瞳を介して自身の想いを世界へ発します。時として、目は言葉よりも雄弁です。「心の瞳」といわれたりしますが、瞳は、視力の有無にかかわらず、本質的な世界をとらえます。「本当に大切なものは目に見えない」*ように、まぶたを閉じたところから拡がる世界もあるのです。

瞳(虹彩)の文様は、その人の独自性を示す、唯一無二のもの。DNAが同じ一卵性双生児であっても、虹彩の模様は異なります。よって、虹彩データは認証に使われたりするのです。虹彩のことを英語でiris(アイリス)と言います。アイリスは、ギリシア神話に登場する「虹」の女神の名前。虹は、この世と天界を結ぶ懸け橋で、アイリスは、ここを司っているのです。瞳(虹彩)は、まさに、この世とあの世をつないでいるのですね。

遺骨ではなく、瞳をモチーフにしたことで、「víz PRiZMA」の世界は、生きること、そして旅立ったあとも含めた壮大なものとなりました。自身が、そして大切な人が、瞳でとらえた世界・瞳から発した世界の記憶を、果てしない想いと共にデジタルアートに委ね、未来へ残していきましょう。

遠い未来、あなたの子孫たちは、大木の根元から生い茂った木を見上げるように、自身のルーツをアートのかたちで受け取り、自らを形作ったいのちの数々想いを馳せることでしょう。

* サン=テグジュペリ「星の王子さま」より引用

「víz PRiZMA」、エンディング産業展@東京ビックサイトに出展

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2021.6.9(水)〜11(金)、弊社は1stプロジェクトである「víz PRiZMA」を、東京ビックサイト青海展示棟 B棟にておこなわれた『エンディング産業展』(http://ifcx.jp/)に出展。

葬儀・埋葬・供養に関する、設備・機器・サービスの集まるエンディング産業に関する専門展示会。葬祭業・墓苑・霊園管理者、寺社仏閣の宗教関係者、自治体の生活衛生関連の方々が、全国から東京ビックサイトに集いました。

バーチャル墓地サービスである、弊社本サービスの訴求・魅せ方に苦慮しましたが、サービスの柱となる、「バーチャル墓地」「コミュニティ」「プラットフォーム」を、ブランド名の『víz PRiZMA』(ハンガリー語:ウォータープリズムの意)のメタファーとして、3本の水柱と七色の光のインスタレーションとして、表現・展示しました。

プリズム写真