クラウドファンディングに挑戦します!

こんにちは、高橋です。

毎日寒い日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
each toneでは新たなチャレンジとして
クラウドファンディングの準備を始めました。

我々の最初のプロジェクト「víz PRiZMA」(ヴィーズプリズマ)
をより多くの方々に知っていただくため。
ご意見やご感想をいただいて、応援していただけるように。
そして、よりよいブランドに進化させるため、
クラウドファンディングの企画を立ち上げようとしています。

「víz PRiZMA」は昨年、
会員制バーチャル墓地として始まりましたが
参加されるご本人に、作品作りを体験していただくため、
特別な一日のプロデュース、終活イベント的な要素を備えています。

そして想いをこめて制作した絵画と、
ご本人の虹彩情報を掛け合わせて生まれた作品は
藝術とテクノロジーを活用して
祈りや偲ぶ気持ちをどう具現化できるか、
後世に遺せるかという挑戦でもあります。

しかし企画タイトルは40文字制限!
どのような言葉を選べば簡潔にお伝えできるのか?

…アートで終活を楽しく、
 唯一無二の生体データとテクノロジーの活用、
 バーチャル墓地、メディアアートが作れる
 人生の時間を意識して、よりよく生きたいと願う
 「安心」のための準備のお手伝い…等々

様々なワードが頭を巡っているのですが
ひとつ軸になるのは、
「自分のことを自分で考え、決めたいという願い」
ここに藝術の力を借りながら、
楽しく取り組むお手伝いがしたい、ということ。
みなさまに「víz PRiZMA」の持つ世界観や
どのような魅力を提供できるブランドなのか
しっかりお伝えできるよう企画を整えてまいります。

クラウドファンディングのプロジェクト立ち上げは
3月初旬の予定です。
多くの方の目に留めていただけるように
頑張ります!

友達の輪

こんにちは。柿田京子です。

マスク生活も2年になり、未だ先行きが見えない中、東京オリンピック、北京オリンピック、様々な国際ニュース… 着実に「時」は進んでいます。不安な要素はあるものの、時が流れている、時代が変わりつつある、そんな風に吹かれている実感には、心地良いものがあります。空を見上げて風を読み、いま、本当にしなければならないことに精一杯力を注ごうと誓う日々です。

さて、きょうは少し懐かしいことを思い出しました。
みなさんは、「笑っていいとも!」ご存じでしょうか?タレントのタモリさんが30年以上メインパーソナリティを務められた、お昼のバラエティ番組。最近は、もうご存じない方も増えたかも知れません。新入社員の頃、勤務していた電話局のお昼休み、休憩室へ行くと決まってこの番組が流れており、先輩のみなさんとお弁当を囲みながら、タレントさんたちのお話に笑い合っていたものです。
この番組では、ゲストタレントが、自分の友達の中から次のゲストを選ぶ決まりになっていて、選んだ友達に電話をかけ、「明日、来てくれるかな?」「Yes~」でしめる定番のラスト。「友達の友達は、みんな友達だ。拡げよう、友達の輪!」がキャッチでした。シンプルですが、楽しいエネルギーを感じるいい言葉だなと、今頃改めて思い出したのでした。

「人との距離感」については深い議論がありますし、「孤独」も素晴らしく重要ですが、ネットワーキングのご縁には、やはり不思議な魅力があります。微力ながら精一杯、この「ご縁」を大切にしたいなと、切に感じるこの頃です。そんなご縁から、2つの情報をご紹介します。どうぞご覧ください。

【彩流社さんのWebマガジンが採り上げてくださいました】
ライターの伊藤ひろみさんとは、豊島区起業家のweb交流会でご一緒したのがきっかけで、この取材につながっています。

「起業」女子 〜コロナ禍でも前向きに生きる〜 第10回 – 彩流社 (sairyusha.co.jp)

【藝大DOOR: 修了生対話集に載せていただきました】
each tone設立のきっかけとなった藝大DOORプロジェクト。修了生の層も厚くなり、期を超えた交流が生まれ、こんな冊子になりました。

[修了生企画]修了生と教員による対話集 | DOORプロジェクト (geidai.ac.jp)

表現するといふこと

今週の投稿は、下邨の曖昧な信念の続編にお付きあいください。
引き続き、ボンヤリとしたトピックです、気楽にお読みください。

私の大学での専攻は「コミュニケーション・デザイン」ですが、美術やノンバーバル(非言語)コミュニケーションに興味を持つ以前、思春期の頃は文学にハマっておりました。なかでもいわゆる純文学、明治・大正・昭和初期の小説や詩集を読みあさっていました。

国語や作文の成績はからっきしでしたが、実体験として、文章の「凄み」のようなものに興奮し、震えていました。今になって思えば、倒置法や逆説、擬人化や比喩など、そんな専門用語こそ知らずとも、「嗚呼、かういふ樣に使ふと、なんと效果的であらうか。」と悦に入っていたものです。

たった一行の文章で、こめかみを撃ち抜かれたような感覚を抱いたのもその頃です。言葉の持つ「強さ」「儚さ」「博愛」「残忍性」にも強く惹かれました。表現の道を選ぶことになった原体験なのかもしれません。

今でも言語化して考えるクセは抜けず、大学の油絵の授業で抽象画を初めて描いたときのことです。人によって抽象化のプロセスは様々でしょうが、私はその時のモチーフであった観葉植物に関連するワードを50個くらい挙げて、その中から数個選びだし、そこからイメージを膨らませていきました。例えば「細胞壁」「ミトコンドリア」「光合成」のように。「とても面白いアプローチだね!」と講師の方に言われて、他の学生はどうやっているのかな? と気になったりもしました。

ところで、「表現」において、通底する真理があると勝手に思っています。それは「なにもないところの重要性」なのではないかと、現時点で私は感じています。
文章では、書かないことで読ませる行間。
書道では、墨と半紙のバランス。
デザインでも、余白。
音楽では、楽譜の休符。
ここをしっかりと設計し、全体として調和がとれ、響き合っている作品がステキだなと、強く実感します。ここへの試行錯誤は永遠ですね。

今週も駄文、失礼いたしました。

「梁山泊(RYOZAN PARK)の好漢・才媛」700年の歴史を紡ぐ天祖神社に集う

昨日は、each toneがお世話になっているインキュベーション・オフィスRYOZAN PARKの皆さんと一緒に、地元の氏神様、天祖神社へ。新年の祈祷に参加させていただきました。鎌倉時代より、東京大塚の地に続く由緒ある神社。その歴史は、まもなく700年になるそうです。

政治体制が変わると、往々にして、前の時代のものは失われてしまいます。現代の私たちの戸籍制度も、さかのぼれば明治時代に始まったここ150年ほどの歴史。この天祖神社には、鎌倉時代からの寄進などの記録が保管されているそうで、実は、この地に生きた人々の想いや願いを、時を超えてしかと守り続けてきた宝庫だと知りました。

私たちeach toneが始めた「víz PRiZMA」(https://www.viz-prizma.com/)も、”生きた証”を未来へつなぐサービスで、はからずも、この神社や、お寺の過去帳に通じるところがあります。時の流れに流されず、色褪せず、どのようにして過去を受け取り、今の想いをすくいとり、未来へつなげるか。

鎌倉時代には、今の倍ほどの神社がありながら、多くが歴史の中で淘汰されてしまったとのこと。残っていることがラッキー。いま、お寺もまた、後継者不在や経営困難に直面していたりします。事業はなおのこと、努力していないと、すぐに消えてしまいます。時を紡ぐことへの大きなチャレンジに、想いを馳せました。

宮司さんが「梁山泊の好漢・才媛」と呼んでくださり、皆で本年の健康祈願と事業隆盛を祈願。忙しいはずなのに、こういう時には、どこからともなくさあーっと集まってくる大勢のメンバーたち。そして、祈祷が終わるとさあーっといなくなる。まさに「疾如風」 疾(はや)きこと風の如(ごと)く。この結社(?)の一員であることに、うれしい使命感を感じました。

Thank you, RYOZAN PARK! 最新のマインドを持ち、ITツールを使いこなしながら、こういうしっとりした企画もしてくださる社長に拍手。本日の執筆、柿田京子でした。

2021年の終わりに、感謝をこめて

柿田京子です。北アルプスの絶景を眺めながら、2021年最後のエッセイをお送りします。

松本市より北アルプスを望む

「~藝術の力を社会へ~」を理念にeach toneが誕生した今年、何よりも感動的だったのは、多くの方々がこの理念に賛同し、手を差し伸べてくださったことでした。小さなベンチャーも大企業も、インターネット上で互角に情報発信ができる現在、呼びかけには見ず知らずの方々も応えてくださり、そこで素晴らしい出会いが生まれることがわかりました。遠くから、私たちを発見してやってきてくださる方もありました。
世界は、思っていたよりずっとみずみずしく、温かく、手ごたえがあったのです。

「祈り」をテーマとした1stプロジェクト「víz PRiZMA」は、生きること・死ぬことという大きすぎるテーマをかかえ、難度を極めました。サービス設計に費やした時間は計り知れず、深い考察の繰り返しは、私たちを鍛えてくれたような気がします。

まだこの世に存在しないサービス、だれも考えつかなかった概念を、どのようにみなさんにお伝えするのか?どのような言葉で、どのような映像でお伝えすれば、受け取りやすく、わかりやすいのか?毎日毎日これを問いかけることで、じわじわと見えてきたものがありました。

まこなり社長のYouTube動画(「まだマサラタウンにいる人へ」)に励まされて、起業した1年前。「とにかくやり始め、隣町まで行ってみる。理由なんていい。新しいことをするために、新しいことをする。」「隣町までたどり着いた日には、別人に成長している。世界が違って見えてくる。やりたいことが山ほど出てくる。」

隣町はまだもう少し先ですが、出発点からは、ずいぶん遠くまでやってきました。来年2022年もまた、寄り添ってくださる皆さま方と挑戦を続け、さらなる高みを目指していきます。

今年1年、素晴らしい出会いの数々に心から感謝します。様々なかたちで私たちを支えてくださった、たくさんのみなさん、どうぞ良いお年をお迎えください。
新しい年が、皆さま方にとって希望に満ちたものでありますように。
来年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。

© 2020-2022 each tone LLC. All rights reserved.