「すべてのいのちと 幸せを」

柿田京子です。きょうは、真剣なテーマを語ります。

トップの行いに「非」があると思った時、側近はそれを制止できるか? 
昨今の国際情勢を見ると、残念ながら、答えは限りなく”NO”に近いような気がします。

もちろん、何が「非」なのかは一概に言えるものではなく、今回のロシアとて、プーチンを駆り立てた背景には寄り添うべきでしょう。また、側近にとっては、寄り添うほど制止し難い現実もありそうです。そもそも「制止すればいいのに」という考え自体、平和な社会の甘い幻想かもしれません。絶対的な権力の元で異論を唱えれば、命が危ないわけですから。
北朝鮮しかり。ミャンマー、香港、そして戦時中の日本も。古代から続く、絶対的権力をもつ者と、ヒラメを決め込むしかない側近の構図。あきらめるしかないのでしょうか? 

これは何も、政治だけの話ではありません。企業でもよくある構図です。トップの横暴を知りながら、見て見ぬふりをする幹部ら。会社となると、多くの皆さんも身に覚えのある実例が浮かぶかもしれません。「大人の対応」「処世術」と言った言葉で丸め、甘んじて暴力を認めてしまう側近らが、日本にも多くいます。

人は皆弱い。無限の欲求をもつトップが、意に沿わない者に暴力をふるい、それを恐れる側近も泣き寝入りをする。そして、無実な人たちに被害が及ぶ。人類が何度歴史を繰り返しても経ち切れなかったこのネガティブサイクルを、何とかできないのでしょうか?

21世紀を非暴力の時代にしたいと夢見て、each toneの企業理念に「すべてのいのちと 幸せを」を掲げました。どうしたら良いのか、自分に何ができるのか、まだわかりません。

ただ、ふたつだけ、心に留めていることがあります。
1. 「暴力をもって暴力を制してはいけない」ということ
2. 悲しみや苦しみから人を救うのは「祈り」であるということ

歴史の中で、多くの偉大な先人たちがこの課題に向き合ってきました。
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世界の運命を暴力によって蹂躙させない唯一の方法は、
私たち一人ひとりがあらゆる暴力を肯定しないことにある。
The case that an individual doesn’t acknowledge all violence has us for the only way which doesn’t make destiny of the world violate by violence.
マハトマ・ガンディー
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彼らが成し遂げたことをしっかりと受け継ぎながら、暴力に対して暴力で応戦せず、しかし泣き寝入りせず、自身ができることを精一杯務めていきたいと思います。

大変な境遇にある、世界中すべての人々が、どうか幸せになれますように。

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