“いのちの終わり”をテーマに

「each toneは何をするのか?」「ホームページに事業概要がない!?」と思われたみなさま、ご安心ください。each toneでは、最初の作品を夏に公開すべく、ただいま準備中です。「~藝術の力を社会へ~」を企業理念に、アートプロジェクトの形で順次事業を立ち上げ、20年後には多様な業態を併せ持つコングロマリットへの進化を目指すeach tone。私たちが最初にスポットを当てるのは、“いのちの終わり”です。

先行きの不透明なこの世の中で、ひとつ確実に言えることは、「いのちは必ず終わる」ということ。いまどんなに元気でも、財力や地位があっても、いのちはやがて必ず最期の時を迎えます。さほど遠くない将来、そう、100年も経てば、私たちはきれいに代替わりして、地球上からなくなります。たとえ、いまと似た景色が拡がっていたとしても、そこはもう、まったく違ういのちが生きる世界になるのです。
これが、すべてのいのちが経験する、残酷にも確かな事実である以上、より良く生きるために、この終着点に向けてなんらかの準備をしておくことは、合理的な発想と言えるでしょう。

失われたいのちはどうなるのか? 願いや思いは、いのちが失われた後も続くのか? 後世の人々は、いまを振り返ってくれるのか? 自分が生きた証はどのように残るのか?
遠い未来を思う時、そして振り返って、自分が遠い過去から受け継いできたものを思う時、あなたは何を思い浮かべますか? 残された時間でしたいこと・しなければならないこと、少なくとも“してはいけないこと”が、ぼんやりと見えてくるのかも知れません。

この夏、each toneは「新しい弔いの形」を、作品として世に問いたいと思っています。私たちのアイデアが、みなさまにとって、心躍る・心温まる発想であることを願って。アーティストが描く「生と死の世界」に、どうぞご期待ください。

本日のエッセイ担当は、柿田京子でした。