「藝術」という表記へのこだわり

はじめまして、each tone の船木です。これからどうぞ、よろしくお願いいたします。

私たちeach toneは、〜藝術の力を社会へ〜と企業理念にうたっているように、「藝術」という旧字体を意図的に使っています。今日の常用漢字では「芸術」の方が一般的。それでもあえて、「藝術」とすることにこだわりました。「藝」と「芸」の意味合いや、”Art”が訳され「芸術」と表記されるように至った背景を知ることで、私たちがイメージするのはまさに、「藝術」であるという結論に至ったからです。

  • 〈藝術〉は、そもそも、明治期に西周(にしあまね)が”Art”を訳すにあたり、作った語
  • 当初、西は〈藝術〉としたが、のちに、その略語として〈芸術〉が普及した
  • 「藝」の意味とは「ものを種える」(うえる、植える)の意味
    「人間精神において内的に成長してゆく或る価値体験を種えつける技」
  • 「芸」の意味とは農業用語、音読みは「うん」、訓読みは「くさぎる」、「草を刈り取ること」の意味
  • つまり、「芸」の語は、「原意の藝とは反対の意味を持つ字」
〈出典:今道友信『美について』講談社現代新書 1973年 p6, p75-p76〉

戦後間もなく制定された当用漢字の中で、「芸」は「藝」の略字と定められました。人々が文字や言葉の成り立ちを知った上で普及していったのではなく、国家施策として定められたものがそのまま定着した。そんな歴史があったのです。

私たちは、一人一人の持つ可能性の”チカラの種”を見付けて、藝(う)えていきたい。藝えられた”チカラの種”たちが集まって、予想を超えたカタチで芽吹いていく。その先には一体、どのような世界が待っているのでしょう? 田畑に降り注ぐ豊かな太陽の光のように、大地に潤いをもたらす雨水の滴のように。「藝(わざ)を携えながら、藝える存在になっていきたい」。

〜藝術の力を社会へ〜 私たちeach toneは、それぞれの”チカラの種”が集まって、まさに藝えられたばかり。これから皆さんの”チカラの種”と一緒になって、芽吹いていく世界を楽しみにしています。