「梁山泊(RYOZAN PARK)の好漢・才媛」700年の歴史を紡ぐ天祖神社に集う

昨日は、each toneがお世話になっているインキュベーション・オフィスRYOZAN PARKの皆さんと一緒に、地元の氏神様、天祖神社へ。新年の祈祷に参加させていただきました。鎌倉時代より、東京大塚の地に続く由緒ある神社。その歴史は、まもなく700年になるそうです。

政治体制が変わると、往々にして、前の時代のものは失われてしまいます。現代の私たちの戸籍制度も、さかのぼれば明治時代に始まったここ150年ほどの歴史。この天祖神社には、鎌倉時代からの寄進などの記録が保管されているそうで、実は、この地に生きた人々の想いや願いを、時を超えてしかと守り続けてきた宝庫だと知りました。

私たちeach toneが始めた「víz PRiZMA」(https://www.viz-prizma.com/)も、”生きた証”を未来へつなぐサービスで、はからずも、この神社や、お寺の過去帳に通じるところがあります。時の流れに流されず、色褪せず、どのようにして過去を受け取り、今の想いをすくいとり、未来へつなげるか。

鎌倉時代には、今の倍ほどの神社がありながら、多くが歴史の中で淘汰されてしまったとのこと。残っていることがラッキー。いま、お寺もまた、後継者不在や経営困難に直面していたりします。事業はなおのこと、努力していないと、すぐに消えてしまいます。時を紡ぐことへの大きなチャレンジに、想いを馳せました。

宮司さんが「梁山泊の好漢・才媛」と呼んでくださり、皆で本年の健康祈願と事業隆盛を祈願。忙しいはずなのに、こういう時には、どこからともなくさあーっと集まってくる大勢のメンバーたち。そして、祈祷が終わるとさあーっといなくなる。まさに「疾如風」 疾(はや)きこと風の如(ごと)く。この結社(?)の一員であることに、うれしい使命感を感じました。

Thank you, RYOZAN PARK! 最新のマインドを持ち、ITツールを使いこなしながら、こういうしっとりした企画もしてくださる社長に拍手。本日の執筆、柿田京子でした。

新年に願いをこめて ー 「víz PRiZMA」が株式会社になりました

柿田京子です。
新年の幕開けを、皆さま方とともに迎えられることを、何よりうれしく思います。
2022年が、皆さま方おひとりおひとりにとって、佳き年となりますように。

今年もみなさんの応援を心の糧に、がんばっていきます。柿田京子@東京

今年はじめにお伝えしたいのは、viz PRiZMA株式会社の設立です。
皆さま方からたくさんの応援をいただき、昨年ローンチした1stプロジェクト「víz PRiZMA(ヴィーズ プリズマ)」が株式会社として生まれ変わり、each toneの子会社になりました。

「víz PRiZMA」- 水(víz)と光(prizma)の名をもつこのサービスは、「祈り」をテーマに、伝統を受け継ぎながら、テクノロジーの活用で時代に即した新しい偲びのかたちを追求しており、昨年は「会員制バーチャル墓地」として、メディアや投資家を含む多くの方々に注目いただくことができました。

★その方の唯一無二の存在の象徴である「虹彩データ」から創るデジタルアート
★ デジタルアートをインターネット上に展示する「バーチャルギャラリー」
★子孫や未来へのメッセージを詰める「タイムカプセル」
★生きた証を劣化することなく未来へ届ける「ブロックチェーン(NFT)」
★そして、会員同士がリアル/バーチャルに集うことができる「コミュニティ」

今後も、「víz PRiZMA」を必要とされる多くの方々にお届けするため、皆さま方のご支援・ご参画をいただきながら、事業を成長軌道に乗せて参りたいと思います。

運営チームも刷新です。
創業期の怒涛の立上げを共に乗り切った 船木理恵(業務執行社員)が、昨年末をもって自己都合により退社。(理恵さん、おつかれさまでした。本当にありがとうございました!)
新たに、齋善晴(さい よしはる)が加わりました。ゼロイチ立上げのプロ、輝かしいベンチャー歴を持つ齋は、週4回サッカーに興じ、キャンプ場からバリバリと業務をこなすアウトドア派。IT・システム関連と資本戦略を担当します。メンバー – each tone 合同会社 (each-tone.com)

2期目を迎えたeach tone。引き続き「~藝術の力を社会へ~ すべてのいのちと 幸せを」を理念に、アート思考で社会課題に寄り添う活動を通じて、新しい時代へ価値創造してまいります。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

【Artists Interview ~藝術の力を社会へ~】#9

こんにちは、高橋です。2021年の大晦日いかがお過ごしでしょうか。

連続インタビュー企画【Artists Interview ~藝術の力を社会へ~】を更新いたしました。

9回目となる今回は、作品制作の経験を経て看護師となられた塚田尚子さんのインタビューです。

アート、モノづくりにおける視点とケアの現場の興味深い重なりについてお話を伺いました。

以下のリンクから、ぜひご覧ください。

Artists Interview #9 塚田 尚子(つかだ なおこ)さん

想定外の余白を楽しむ―モノづくりと医療を重ね合わせたその先

2021年の終わりに、感謝をこめて

柿田京子です。北アルプスの絶景を眺めながら、2021年最後のエッセイをお送りします。

松本市より北アルプスを望む

「~藝術の力を社会へ~」を理念にeach toneが誕生した今年、何よりも感動的だったのは、多くの方々がこの理念に賛同し、手を差し伸べてくださったことでした。小さなベンチャーも大企業も、インターネット上で互角に情報発信ができる現在、呼びかけには見ず知らずの方々も応えてくださり、そこで素晴らしい出会いが生まれることがわかりました。遠くから、私たちを発見してやってきてくださる方もありました。
世界は、思っていたよりずっとみずみずしく、温かく、手ごたえがあったのです。

「祈り」をテーマとした1stプロジェクト「víz PRiZMA」は、生きること・死ぬことという大きすぎるテーマをかかえ、難度を極めました。サービス設計に費やした時間は計り知れず、深い考察の繰り返しは、私たちを鍛えてくれたような気がします。

まだこの世に存在しないサービス、だれも考えつかなかった概念を、どのようにみなさんにお伝えするのか?どのような言葉で、どのような映像でお伝えすれば、受け取りやすく、わかりやすいのか?毎日毎日これを問いかけることで、じわじわと見えてきたものがありました。

まこなり社長のYouTube動画(「まだマサラタウンにいる人へ」)に励まされて、起業した1年前。「とにかくやり始め、隣町まで行ってみる。理由なんていい。新しいことをするために、新しいことをする。」「隣町までたどり着いた日には、別人に成長している。世界が違って見えてくる。やりたいことが山ほど出てくる。」

隣町はまだもう少し先ですが、出発点からは、ずいぶん遠くまでやってきました。来年2022年もまた、寄り添ってくださる皆さま方と挑戦を続け、さらなる高みを目指していきます。

今年1年、素晴らしい出会いの数々に心から感謝します。様々なかたちで私たちを支えてくださった、たくさんのみなさん、どうぞ良いお年をお迎えください。
新しい年が、皆さま方にとって希望に満ちたものでありますように。
来年もまた、どうぞよろしくお願いいたします。

曖昧な信念

風が吹くことが多い地域では、風の呼称が多数存在します。
雨が降ることが多い地域では、雨の呼び方が様々あります。
香りに文化的重点をおく地域では、香りを表現する言葉が多彩です。

さまざまな言語において、ある特有の事象や状況に注目し、それを表す他言語にはなかなか翻訳できないニュアンスがあります。

ブラジル音楽が好きな私が、例に挙げるとしたら、ポルトガル語の「saudade」。
こちらは、辞書をひくと、“郷愁,望郷,懐旧の念,思慕,ノスタルジー,懐しさ(現代ポルトガル語辞典/白水社)”とあります。
けれども、ひとことでは言い表せないくらいの、複雑な感情を含んでいます。例えばそれは、日本語の「粋」が英語で「cool」や「chic」と翻訳されて、ちょっと違うなぁと日本人が感じるのに似ているかもしれません。

私はこういう、雰囲気というか、観念というか、感覚みたいな、不確かなものに惹かれます。
まだ名前の付いていない感情に名前をつけるような。
香ってくる匂いをカタチにしたらどうなるのだろうとか。
タマムシの羽の虹色を伝えるにはどんな音にしたら良いか。

人々の持っている定規の目盛りやその単位は、それぞれ違うでしょうから、その誤差に、クスッとしたり、ガクッとしたり、ドキッとしたりするわけです。

取り留めもない文章になりましたが、下邨は普段こんなことをボケッと考えており、これからもそうなのだろうな、と思います。

最後に、今回の投稿の着想を与えてくれた絵本をご紹介して終わります。

『翻訳できない 世界のことば』エラ・フランシス・サンダース 画・著/前田まゆみ 訳/創元社 刊